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【コラム】 悲劇のアルバム CAUTIVO

2005年9月に発売されたアルバムCAUTIVO

Cautivo


このアルバムは、Chayが、やっとsonyから離れ、
インディーズに転向して制作された、1枚目のアルバム

ここら辺のいきさつについては、過去記事でも触れている。 【コラム】レーベルとの闘い

Chayanneにとっては、きっと、一番嬉しかっただろう、記念すべきアルバム
しかし、このアルバムには、無情にも、思いがけない悲劇が襲った。。。

2005年に、<Sony BGM社 rootkit問題>とゆうのが、発生したのをご存じだろうか?
これは、【 ソニーBMG製CD XCP問題 】としても、wikiに掲載されている。

ザックリ説明すると、当時、ソニーがCDを制作する際に採用した、
コピーガード技術に、”rootkit”と、呼ばれるソフトウェアが仕込まれており、
パソコンで、このCDを再生(インポート)しようとすると、パソコンに不具合が発生したり、
パソコン内のデータが外部に漏れたりするとゆう、悪質な症状が発生するとゆう問題。

後に、rootkitは、”スパイウェア”として、認識されるようになり、
アメリカ各地で、大きな訴訟問題に発展した。

CAUTIVOを制作した時、Chayは、すでにSonyから独立していたが、
アルバムの版元は、どうやらSonyに委託していたらしく、刷り上がったアルバムには、
見事に、このrootkitが、仕込まれてしまったのである。

さらなる悲劇は、その事実が、あかるみに出されたのが、
アルバムが発売されてから後、翌月10月であったこと。。。

つまり、完全に、手遅れ。

以降、この問題は、ソニーBGM関係者、アーティスト、
我々ファンや、一般消費者を巻き込んで、大騒ぎとなった。

”スパイウェア”が、仕込まれているCDアルバムを、誰が買うっ?!

つか、ファンにとっては、せっかくの新作を、聴くに聴けないとゆう。。。
まぁ、普通の音楽再生機(ステレオ・CDラジカセ)などでは、
問題なく再生されたんですけどね。

しかし、当時でも、もう音楽は、パソコンに取り込んで聴く人が多かったから、
これには、非常に、困った。。。

売り上げも激減した。
とゆうより、発売して、すぐ、発売中止せざるを得ない状況に陥った。

Chayの他にも多数のアーティストが、この被害に遭い、
アーティストから、ファンに謝罪する記者会見が軒並み敢行された。
Chayも当時、ファンにお詫びする声明やインタビューを行っている。

Chayのせいではないのに、なぜ、彼が謝らなくてはならないのかっ?!

これは、レーベルから独立した者に対する、Sonyの嫌がらせとしか思えないっ!!!

おにょれ!!!  ソニィーっ!!!

そもそも、”コピーガード”なんて、せせこましい機能を付けようとするから、
こうゆうことになったんで。

そりゃぁ~、著作権には、世界一うるさいsony様だから、
”焼き回し”の防御は、最大の課題であったかもしれない。

しかし、アルバムとか音楽なんて、ある意味、”焼き回しされて、なんぼ”でしょ?
あっちでもこっちでも、聴きたい時に、聴きたい方法で、自由に聴けるからこその、”音楽”でしょ?

聴く者にだって、権利はあるでしょ?
それを阻害した罪は、あると思う。

ましてや、自分達の稼ぎ手を、守ろうと振りかざした刀で、
その大事な稼ぎ手を、大きく傷つけてしまったとゆう。。。

なんとも、お粗末。。。極まりない。(--;A

ソニーは、この件において、各地で訴訟に敗れ、
rootkitが仕込まれたCDは、回収、新しくCDを刷り直して販売、
及び交換することで、事態は収束されていった。

その後、業界から、このコピーガード技術が採用された例はない。

しかし、回収されなかった初版が、中古として出回っている事はあるらしいので、
もし、このアルバムに興味を持って、購入される時には、是非、発売日を確認して、
2005年11月発売となっている”新品”を、おススメします。

[SONY XCP CONTENT/COPY-PROTECTED CD] と、入っているものは、
問題が発生する恐れがあるので、避けた方が無難です。

ところで、散々、書いてきて何ですが、
私にとって、最大の悲劇は、実は、この”rootkit問題”ではなく、
当時、苦労して手に入れて、苦労して再生して聴いたのに、
心にキュと来た曲が、1曲しかなかったこと。。。orz

ラテン色は、まったく無く、全体的に、ロック色が強くて、音が硬い。
特に、ギターが、強すぎて、うるさいw

気合は感じられるんだけど、Chayのハスキーボイスと、共鳴し過ぎて、
せっかくのバラードも、カサカサ、ピリピリしている感じ。

濃ゆいブラックコーヒーを、ガブガブ飲まされているようなwww
なんかこう、ほどよい甘さが欲しかったよね。。。

どの曲も、ライブで歌った方が、ずっと映える。

ライブDVD「Vivo」では、このアルバムの曲が多数収録されているので、
そっちで聴いた方が、よっぽど良いです。私的にはねw

んまー、あくまでも、”好み”の問題なんで、
「あたしは、大好きよぉーっ!!」って、ファンの方も、大勢さん、いらっしゃると思いますw
その方々を、否定するつもりは、毛頭ございません。

この当時、ほぼ同じ時期に発売された、
リッキー・マーティンの「LIFE」の出来が、あまりにも良かったので、
それに対する、やっかみも、私にとっては、悲劇だった。。。 あぅぅぅぅ・・・・。

以上、いわく因縁のアルバムCAUTIVO
Chayanneのアルバムの中では、異色度の高いこのアルバム。

いかがっスかぁ~♪@売り子w


















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